高粘度液の撹拌に!
2時間の撹拌が10分に短縮!
高粘度用撹拌機
箔層混合方式(特許取得済み)と容器全体に起きる対流により、高粘度をムラなく混ぜることができます。
箔層混合方式と容器全体に起きる対流により、粉体をダマになる前に分散させることができます。
温度調節が困難な高粘度液において、容器内全体の対流により液体全体がタンクの内壁に触れるため、効率的な熱交換により温度調整が可能です。ジャケット付きタンクにすることで流体温度の均一化が容易に行えます。
引き伸ばしながら撹拌する箔層混合方式により、粘度差のある液体や、比重の違う液体を均一に撹拌することが可能です。
大型タンク(〜3000L)まで対応可能な生産ライン用Flo-Mixと小型(2L)で少量の液体向けのラボ用Flo-Mix jr.をラインナップしています。
高粘度液は渦や剪断が発生しても局所のみに偏って存在し、周囲に拡散しにくいのです。
このため、高速回転させて翼端に強い剪断力を発生させるタイプの撹拌翼では、翼の周囲しか混ざりづらく、全体が均一になるためには時間がかかってしまいます。
均一に混ぜるとは、一般的に使用目的に合った最小体積内で成分比率が一定であるという状態を言います。
液体同士が層状に折り重なっている場合も同様のことが言えます。液体1の層間に液体2の層が存在する状態で薄い層(箔層)内で完全に単一であっても、3次元領域では均一に拡散されているといえます。
図3のにあるようにFlo-Mixには液を引き伸ばす効果があります。 これを繰り返すことで薄い層(箔層)が幾重にも折り重なるように出来ていきます。 図4にありますように2層を引き伸ばして折り畳むと1サイクル毎に層の数が2倍になります。 6サイクルでは33層になっており、11サイクル後には2049層になります。 撹拌容器の内壁と撹拌翼の間隔が20mmとすると、各層の厚みは
20 / 2049 = 0.0098mm
となります。 これは十分に混合されたと言える厚さと考えられます。 従って極めて短い時間で撹拌・混合が可能になると言えます。 また、粘度が大きく異なる流体や粉体が混じってもこの薄い層内に閉じ込められるので、 同様に短時間で分散が可能になります。
当社は、高粘度液を上から下に対流を起こし、タンクの底から引き伸ばしながら上昇させることで箔層を形成する撹拌翼を開発しました。これにより、今まで2時間かかっていた高粘度流体の混合を10分に短縮することを実現しました。
製作例の一部をご紹介します。
ウレタン原料のポリオールの混合、食品混練工程、高分子凝集剤、CMCの分散、塗料・インクの混合、化学合成、化粧品原料(ファンデーション原料)の撹拌、新規材料の撹拌 などに実績がございます。
バイオエタノール製造工程、発酵タンク、曝気タンク、液晶パネル原料の製造工程 などにも適用します。
・テスト撹拌(撹拌機容量2.0ℓ/6.5ℓ/50ℓ)承ります。
・貴社でのテスト撹拌にお伺い致します。 お気軽にお問い合わせください。